KGS囲碁日記、 囲碁4コマなど
GWも終わった。
連休明けとはいえ、今週は3日だけの勤務だったので
まだ楽ではあったが、明日からまた普通に一週間が始まるのだ。
GW中の楽しい思いでが現実逃避気味に甦る。
映画も観たし、サイクリングにも出かけた。
安野光雅の美術展にも行ったさ。
思い残す事はない。
(おいおい、碁はどうした?(^_^;))

連休中、本も色々と読む。
主にルポルタージュ(実録)だが、
これがどれも当たりであった。

「いざ志願! おひとりさま自衛隊」
(岡田真理 著・文春文庫)

Jieitai2014.jpg

酒に酔った勢いで(^_^;)、「よびじほ」(予備自衛官補)
に応募した27歳女性(嵐の相場くん似の男前な美人)
による自衛隊体験記。
最初の内こそ、
「うわああああああ来るんじゃなかったやめときゃよかった
 超しまったどうしようどうしよう
 今から「やっぱやめます」っつーワケにはいかんのかな
 そらいかんよなぁうわああああああ超帰りてえ!!」
(原文ママ)
などとへたれていた著者だが、
汗と泥にまみれ時に催涙ガスなども浴び
全身あざだらけになりながらも、次第に
自衛官としてたくましく成長していく姿が感動を呼ぶ。

「日清カップヌードルの顧客第一号は自衛隊」
「航空自衛隊のトイレの標識は敬礼をしている」
などのトリビアもまた楽しいが、
私が一番笑ったのは、
「尾奈2尉という人物が実在した」というくだりで、
「私が上官なら3尉から1尉へ二階級特進させます」
とあり悶絶する。
(笑いのツボが男子中学生レベルで申し訳ねえっす)

「いちえふ」
(竜田一人 著・モーニングKC)

Ichiefu2014.jpg

あの事故から3年。
現在も現場での収束作業は続く。
著者が「脱原発」あるいは「原発推進」などの
主義主張を声高に叫ぶ様なシーンは一切ない。
著者が福島第一原発(いちえふ)で見てきた現実が、
異常に細かいディテールで描きこまれているだけだ。

「起きちまったもんは恨んだって怒ったって
 元には戻んね。 出来る事やっていぐしかねぇ」
(本文より)
過酷な現場作業をコツコツとやり続ける作業員たちの
姿に頭が下がる。
安倍総理はこれを読んでどういう感想を持つのか
聞いてみたい気がする。

「オール・イン 実録・奨励会三段リーグ」
(天野貴元 著・宝島社)

Allin2014.jpg

奨励会三段リーグに19期も身を置きながらも、
ついにプロ(4段)になれなかった著者による
奨励会の実録。

「カジノの用語で「オール・イン」という言葉がある。
 有り金をすべてブチ込んで勝負する大バクチのことだ。
 高校にも行かず、ただ将棋に賭けた僕は、
 負けたらゼロという勝負に出て、敗れた。
 その結果がまさにいまなのだ。」
(本文より)

それまでの人生の全てを捧げた勝負に敗れた著者に、
さらに追い打ちをかける様に、舌がんの宣告が襲う。
あまりに絶望的な状況にあって、しかし著者は
冷静さと希望を失わない。

「人生の、ある時点での勝者と敗者の格付けが、
 永久に決定付けられるといった考えは多分、
 馬鹿げているのであって、「見返してやる!」
 といったコンプレックスから自分の人生を
 決めたとしても、それがうまくいくことは
 おそらくないような気がする」
(本文より)

そして、これまで自分本位に生きてきた人生を、
これからは「人のために」捧げたい…
という心境に至る。

私が経験した挫折など、もはや挫折などと
呼べるような代物ではないのではないか?
と思い、もし自分であったら
この様な現実に立ち向かう事ができるのだろうか?
と自問し、たとえ自分には無理だとしても
この様な状況下に希望を持って
未来を語る事の出来る著者の様な人間がいるのだ
という事実は、私を深く感動させるのである。

いずれも素晴らしい作品ばかりで勇気づけられる。
私も私なりに明日からまた闘ってきます。
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【2014/05/11 17:42】 | 雑談
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