fc2ブログ
KGS囲碁日記、 囲碁4コマなど
ついに井山裕太がやってくれた。
たとえ新聞やテレビが大きく報じなくとも、
日本の囲碁ファンなら誰もが知っている。 そう、
第25回テレビ囲碁アジア選手権初優勝
である。

井山、おめでとおおおおおおおおっ!!

中韓に抜かれ完全に格下扱いされること幾星霜。
私は数年前この棋戦で、李世乭と孔傑の決勝を見た時、
これはもう日本の復活はかなり難しいのではないか
と思ったものである。
あのメイエン先生でさえ、解説に詰まり
「いやいや、セドルさんの手ってプロでも本人以外
 誰も意味が分からなくて、後々何十手も進んでから
 ようやくその素晴らしい構想が見えてくるって事が
 よくあるんですよね」
というセドルの究極の柔に対して、
たとえ優勢になっても一歩も引かない
極みの剛、力の孔傑。
勝ったのは孔傑だったが、その碁は日本のNHK杯で見る
どの対局とも、まるで異質のように見えた。

だから、解説の結城聡が、
「どうも白が良さそうです…」
と言ってもまだ気が抜けぬ。
相手の朴廷桓が投了して、初めてガッツポーズ!
目頭を熱くしたのであった。
よっしゃああああああっ!

できれば日本人同士の決勝戦も見てみたかった気もするが、
それはあまりにも贅沢すぎというものであろう。
結城は残念だったけど、いい碁だったと思う。
司会進行の吉田美香8段も、かなり暴走ぎみであったけれども、
現場の興奮が伝わってきて私は楽しかった。
前期の講座での、きたろう氏とのコンビはWボケで、
さながら笑い飯のようであったが、
今回は、むちゃ振りする美香先生に、愚直に石を並べる
結城の姿が妙におかしく、名コンビだよなぁと感心する。

TVIgoAsia2013.jpg

日本復活の扉は井山によって開かれた。
だが、これで終わらせてはいけない。
井山に続く世界で戦える棋士が
続々と登場してくれることを切に願う。
スポンサーサイト




【2013/07/04 13:20】 | 囲碁一般
トラックバック(0) |

本当にめでたいめでたい
fedefede
日本国籍の棋士が国際戦で優勝したのは私が囲碁を始めてから初だと思います。
オッサンですが井山さんと同じ「ヒカ碁」世代の私としては、同志がやってくれたと喜んでいます。

高尾九段の棋風も変わってきたみたいだし、私も世界を意識した打ち方を目指します。(気分だけ)


Re: 本当にめでたいめでたい
ペイシュー
fedefedeさん、こんにちは^^

2005年の張栩以来、8年ぶりの日本優勝…
長かった。 そして本当に良かった!
井山は日本の至宝です。

日本っぽい棋風(形にこだわる、優勢になると無理をしない 等)も
これから世界で交わるうちにだんだん変わっていくんでしょうね。


コメントを閉じる▲
コメント
この記事へのコメント
本当にめでたいめでたい
日本国籍の棋士が国際戦で優勝したのは私が囲碁を始めてから初だと思います。
オッサンですが井山さんと同じ「ヒカ碁」世代の私としては、同志がやってくれたと喜んでいます。

高尾九段の棋風も変わってきたみたいだし、私も世界を意識した打ち方を目指します。(気分だけ)
2013/07/10(Wed) 21:19 | URL  | fedefede #-[ 編集]
Re: 本当にめでたいめでたい
fedefedeさん、こんにちは^^

2005年の張栩以来、8年ぶりの日本優勝…
長かった。 そして本当に良かった!
井山は日本の至宝です。

日本っぽい棋風(形にこだわる、優勢になると無理をしない 等)も
これから世界で交わるうちにだんだん変わっていくんでしょうね。
2013/07/11(Thu) 07:02 | URL  | ペイシュー #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック