KGS囲碁日記、 囲碁4コマなど
[後編]
(前回の続き)
ついに私は、MMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)
「ファイナルファンタジー11」
に手を出してしまった。
10年前、2002年のちょうど今ごろの季節のことである。

従来の一人でプレイしていたRPGとは異なり、
仮想世界の中をネットでつながった複数のプレイヤーが
出入りし、チャットなど楽しみながらパーティーを組み
冒険を進めていくというもので、ものの見事に私はハマった。

仮想世界(ヴァナディール)の中を私は、
タルタル(小っちゃな種族)の黒魔導士として走り回った。
最初の内は、ただ仲間たちと
「こわいね。こわいね」
などとお喋りをしながら
ダンジョンを潜っていくだけで楽しかった。
が、そのうち
もっとレベルを上げたい、レアな装備が欲しい…
などの欲が止まらなくなり、
仕事と睡眠時以外は、ほぼこのゲームに費やす様になっていた。
いやそれどころか、仕事中だって
終始ゲームの事が頭から離れず、
寝ている時でさえ、デルグフの塔(というのがある)
に昇っている夢まで見る。
部屋は薄汚れ、ただでさえ悪い人付き合いはますます悪くなり、
ヴァナディールとリアルと、どちらが仮想現実なのか
分からなくなる始末。

結局、1年間こんな生活を続け、「これではいかん」と思い
ゲームを止めた。 このころにはレベル上げも流れ作業的になり、
もういい加減飽きていたというのもある。
それでもゲーム内とは言え、1年間手塩にかけて育ててきた
自分の分身を削除してしまうのは感慨深いものがあった。
次の日から私は、心にぽっかりと穴が開いた様な気分になった。
またこのころ、15年以上吸い続けてきた煙草を止めたせい
もあるのか、軽い鬱状態になってしまった。
依存していた2つのものを同時に失った
禁断症状だったのかもしれない。
この後また「Moon」というゲームをやって、
私にとってのRPGはもう終わったのだと感じ、
少し泣いた。

その後しばらくしてから、私は囲碁を始める事になる。
気分も徐々に回復し、
ますます囲碁にのめり込んでいく様になるのだが、
ネトゲの時みたいに狂ったようにプレイする事は無い。
ネトゲの中毒性を覚醒剤(…ってやった事は無いけど)
のそれだとすると、
囲碁の中毒性は、養命酒みたいなものだ。
がぶ飲みするものではない。
毎日少しづつ、長く楽しんでいければ良いなと思う。

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【2012/06/09 16:48】 | 雑談
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