KGS囲碁日記、 囲碁4コマなど
先週、立川談志が死んだ。
私は熱心なファンではなかったけれども、
それでもこの人の事が好きだった。

もう20年以上も前、深夜番組で
「ダダダダッ!談志ダ!!」
という番組を見て衝撃を受ける。
なんて滅茶苦茶で面白い人がいるのか!
当時、関東に住んでいた私は早速、
ひとり会やトークショーなどに通った。
…が私は、「らくだ」や「芝浜」を聞いても、
確かに面白いのだけれど、それ以上の興味がわかず
結局、一過性の熱で終わった。

それからも、拉致被害者家族への暴言で世間を騒がせたりと
相変わらずの非常識っぷりだったが、
他の人ならともかく、談志じゃしょうがないと思った。
何年か前のドキュメンタリーで、癌の宣告を受けた後も
「知ったことか」と煙草をふかしつつ
相変わらず何か吠えていたのを見て、少し嬉しかった。

非常識、無頼、破天荒、豪放磊落…
こういう言葉が似合う人がまた一人消えた。
囲碁界や将棋界にも、かっては居た。
私が囲碁を始めたのは遅く、その事が残念なのは
例えば、藤沢秀行の全盛期を知らない事である。
過去の映像や本などからしか、
その天才と狂気を知るすべがない。
ウィキペディアからエピソードをひとつ。

・酔っぱらったら女性器の俗称を連呼する悪癖があり、
小平と面会した際、あろうことか
ベロンベロンに酔っぱらっており、
「中国語ではおまんこのことを何というのだ」
と執拗に絡み、面会は途中で中止となった。

当時の中国の最高権力者を前にして
あり得ない破天荒っぷり。
これなんかも、秀行先生だから…と言うしかない。

将棋の升田幸三なんかも好きで、終戦後、
「将棋は取った駒を味方に使う様な野蛮なゲームである」
として将棋を廃止しようとしたGHQに単身乗り込み、
「将棋は人材を有効に活用する合理的なゲームである。
チェスは取った駒を殺すが、これこそ捕虜の虐待ではないか」
と逆に詰めより、さらに
「チェスにはクィーンという駒があるそうだが、
女を盾にして王さまが逃げるとは何事だ!」
と一喝。
将棋を認めさせたばかりか、面白い男だと
お土産にウィスキーまでもらって帰ったという。
現在、政治家なども含めてこういう人がいるだろうか?

今の時代、出る杭は世論が寄ってたかって叩いてしまう。
テレビや新聞に限らず、ネットでもそうだ。
豪傑の出にくい時代なのかもしれない。
それでも、そんな常識からの圧力をものともしない
圧倒的な、非常識、無頼が出てくる事を、
私は密かに期待している。
スポンサーサイト

【2011/11/27 17:17】 | 雑談
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック