2015年も残すところ僅か数日。
例年通り12月中は多忙で、なかなか碁を打つ機会も無く、
たまに打てば打ったで、
29目半負けだとか、42目半負けだとか…(^_^;)
早く投げろと言われそうだが、
打っている時は、ちょっと悪いかな位にしか感じておらぬ故、
終わってみて仰天するといった体たらく。
うわ、ごめんなさい!
の気持ちを込めて、thx を打つ。
年間を通してみれば、、[3k] と [4k] のラインを
うろうろと行ったり来たり。
要するに、今年もまた何の進歩も見られなかった訳だが、
こうして改めて、上下動するランクグラフを見ていると、
よせては返す波の如く、自然の摂理の様なものにも見えてきて、
このまま自分は大海に漕ぎ出す事も無く、
波打ち際でパチャパチャと、
永遠に循環する世界の断片として、
浮いたり沈んだりを繰り返すのであろうなと思い、
それでネガティブな気持ちになるのかというと
そのような事も無く、
むしろ、それも悪くないかと
安穏とした気分になるのである。
先月末に、水木しげるが死んだ。
享年93歳。
人間としては大往生であろうが、
妖怪としてはどうなのだろうか?
もうこの人自体が妖怪の様なものであった。
昭和の大妖怪の死に、
心よりご冥福お祈りいたします。
「水木サンの幸福論」
という本の中に、幸福の七カ条というのがある。
幸福の七カ条
第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条 しないではいられないことをし続けなさい。
第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし。
第四条 好きの力を信じる。
第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条 なまけ者になりなさい。
第七条 目に見えない世界を信じる。
自身の道を貫いた結果、
学生時代、50人の定員に対して受験生51人中、
ただ一人不合格となり、
戦時中は、日常的に上官に殴られ
「ビンタの王様」のあだ名を付けられ、
爆撃で左腕を失い、
戦後、食うや食わずの生活の中、
それでも好きな漫画を描き続け、
ついに人気作家となったこの人の言葉は、
どんな学者や成功者の言葉より、
私の心に響くのである。
この七カ条の中で、特に目を引き
また有名なのが、第六条。
「なまけ者になりなさい」
だろう。
この言葉自体が独り歩きしている感があるが、
本に添えられた解説を読めば、
この言葉を額面通りに受け取ってはいけない
という事が分かる。
「自分の好きなことを自分のペースで進めていても、
努力しなくちゃ食えん、というキビシイ現実があります。
それに、努力しても結果はなかなか思い通りにはならない。
だから、たまにはなまけないとやっていけないのが人間です。
ただし、若いときはなまけてはだめです!
何度も言いますが、好きな道なんだから。」
(本文より)
「なまけ者になりなさい」
は、好きな道で懸命に努力している人に対し、
まあ、たまにはお休みなさいよ。
というねぎらいの心が込められた言葉であって、
本当の怠け者(私)が、その言葉を
免罪符として使ってはいけないのである。
碁もウクレレもそしてこのブログも、
一銭の得にもならないが、好きで続けている。
時々、迷ったり悩んだりもするが、
そんな時、立ち返るべき指針となるのが、
これら水木サンの七カ条だ。
そして、第六条が私に、
「ちょっとくらい怠けてもいいんだよ
と言われるほど、お前は普段頑張っているのか?」
と逆説的に問うてくるのだ。
いや、まだまだなんですけどね。
などと言いつつも、また今日も怠けちゃったりして、
だからいつまでたっても上手くならないのだけれども…
ともあれ、それでも今、
私は割と幸福なのだと思っている。
年の締めくくりに、水木サンの言葉を紹介できて良かった。
それでは皆さま、良いお年を!
例年通り12月中は多忙で、なかなか碁を打つ機会も無く、
たまに打てば打ったで、
29目半負けだとか、42目半負けだとか…(^_^;)
早く投げろと言われそうだが、
打っている時は、ちょっと悪いかな位にしか感じておらぬ故、
終わってみて仰天するといった体たらく。
うわ、ごめんなさい!
の気持ちを込めて、thx を打つ。
年間を通してみれば、、[3k] と [4k] のラインを
うろうろと行ったり来たり。
要するに、今年もまた何の進歩も見られなかった訳だが、
こうして改めて、上下動するランクグラフを見ていると、
よせては返す波の如く、自然の摂理の様なものにも見えてきて、
このまま自分は大海に漕ぎ出す事も無く、
波打ち際でパチャパチャと、
永遠に循環する世界の断片として、
浮いたり沈んだりを繰り返すのであろうなと思い、
それでネガティブな気持ちになるのかというと
そのような事も無く、
むしろ、それも悪くないかと
安穏とした気分になるのである。
先月末に、水木しげるが死んだ。
享年93歳。
人間としては大往生であろうが、
妖怪としてはどうなのだろうか?
もうこの人自体が妖怪の様なものであった。
昭和の大妖怪の死に、
心よりご冥福お祈りいたします。
「水木サンの幸福論」
という本の中に、幸福の七カ条というのがある。
幸福の七カ条
第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条 しないではいられないことをし続けなさい。
第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追求すべし。
第四条 好きの力を信じる。
第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条 なまけ者になりなさい。
第七条 目に見えない世界を信じる。
自身の道を貫いた結果、
学生時代、50人の定員に対して受験生51人中、
ただ一人不合格となり、
戦時中は、日常的に上官に殴られ
「ビンタの王様」のあだ名を付けられ、
爆撃で左腕を失い、
戦後、食うや食わずの生活の中、
それでも好きな漫画を描き続け、
ついに人気作家となったこの人の言葉は、
どんな学者や成功者の言葉より、
私の心に響くのである。
この七カ条の中で、特に目を引き
また有名なのが、第六条。
「なまけ者になりなさい」
だろう。
この言葉自体が独り歩きしている感があるが、
本に添えられた解説を読めば、
この言葉を額面通りに受け取ってはいけない
という事が分かる。
「自分の好きなことを自分のペースで進めていても、
努力しなくちゃ食えん、というキビシイ現実があります。
それに、努力しても結果はなかなか思い通りにはならない。
だから、たまにはなまけないとやっていけないのが人間です。
ただし、若いときはなまけてはだめです!
何度も言いますが、好きな道なんだから。」
(本文より)
「なまけ者になりなさい」
は、好きな道で懸命に努力している人に対し、
まあ、たまにはお休みなさいよ。
というねぎらいの心が込められた言葉であって、
本当の怠け者(私)が、その言葉を
免罪符として使ってはいけないのである。
碁もウクレレもそしてこのブログも、
一銭の得にもならないが、好きで続けている。
時々、迷ったり悩んだりもするが、
そんな時、立ち返るべき指針となるのが、
これら水木サンの七カ条だ。
そして、第六条が私に、
「ちょっとくらい怠けてもいいんだよ
と言われるほど、お前は普段頑張っているのか?」
と逆説的に問うてくるのだ。
いや、まだまだなんですけどね。
などと言いつつも、また今日も怠けちゃったりして、
だからいつまでたっても上手くならないのだけれども…
ともあれ、それでも今、
私は割と幸福なのだと思っている。
年の締めくくりに、水木サンの言葉を紹介できて良かった。
それでは皆さま、良いお年を!
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