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KGS囲碁日記、 囲碁4コマなど
大体くだらない事ばかり書いているという自覚はある。
そういうのが好きなのだ。
前回にしても、本当に言いたかった事は、
菅官房長官と御器曽7段が似ているという事と
石破幹事長と大槻班長が似ているという事の2つだけだ。
この発見を伝えたくて記事を書いた。
後のダメノミクスだとか何とかは、
付け足しのおまけみたいなものである。

とは言え…
半ば洒落で始めたこのダメノミクスだが
これが妙に調子が良いのだ。
ここまでの成績が、7勝3敗。
勝率5割なら御の字の私にとって、
これは絶好調といってもよい数字である。

2013damenomix08.jpg

さらに特筆すべきは、中押し負けが1回も無いという事。
以前は、序盤から殴り込みをかけ、
殺るか殺られるかの一発勝負的な展開から
派手に転んで自爆→投了のコンボも多かったのだが、
ダメノミクスは、じっと我慢。
充分に態勢を整えてから、隙あらば反撃!
そうでなければ作り碁へ…のスタイルは
どうやら一定の成果をあげているようだ。

とはいえそこは、形勢判断がドンブリ(特盛り)
の私であるから、作り碁になってしまうと
最後の最後まで形勢どちらが良いのかさっぱり分からず、
じりじりとじれてしまい、
「囲い合いなんてつまんねぇよ。
 碁は殺るか殺られるかが一番熱い!」
などとうそぶいていたのだが、
スタイルを変えてからは、不思議な事に、
それもまたいいじゃないか…と
心境もまた変化し始めたのだった。
よしんばそれで数目差で負けてしまったとしても、
お互い同じくらい良い所を打ちあったという事じゃないか…と。

もしも、長期間棋力が停滞し伸び悩んでいるという方がいたら、
一度、別のスタイルを試してみられるのは如何だろう?
もちろん、それがうまくいくとは限らないし、
逆に調子を落としてしまう様な事もあるかもしれないが、
それでも何かしらの発見があるのではないだろうか?
このまま、じり貧で停滞するより、
たとえ短期的には負け続けたとしても、
長い目で見ればプラスになる事もあるのではないだろうか?

めずらしく棋風改造がうまくいっているせいか、
柄にもなく語ってしまった。
ひと昔前であれば、なにかについて
技術論や精神論を "世界" に向けて発信できるのは、
限られたごく一部の超一流の人間だけであり、
凡人に許されるのはせいぜい飲み屋でくだを巻く
程度の事であった。
しかし…と私は思う。
こういう子供時代から超絶的な才能を発揮していた人たちの
言葉って、自分の様な凡人には
なかなか腑に落ちない事も多いのである。
それができりゃ苦労しないよ…みたいな。

凡人が素面で極めてもいない何かについて
偉そうに語るという行為は、
見ようによっては滑稽であるかもしれないが、
凡人だからこそ、凡人の胸に届く言葉も紡げるのではないか
と思ってみたりもするのである。
つくづく、面白い時代になったと思う。
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【2013/08/04 17:20】 | KGS
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yokohamaくぷくぷ
はじめまして。

御器曽7段は麻生太郎にも似ていますね。ところで、KGSが好調なようでうらやましいです。私は勝ったり負けたりを繰り返しています。以前の記事で深夜遅いと拝見しましたので、打っている時間帯が違うかもしれませんが、いつか2-3子でお願いします。

さようなら。v-17

Re: タイトルなし
ペイシュー
yokohamaくぷくぷさん、はじめまして^^

麻生元総理も同系列ですね(笑)
最近、ナチス発言が取り立たされていますけど、
発言する方も軽率だと思いますが、
マスコミも騒ぎ過ぎといった気もします。

閑話休題、
KGSは、早朝(朝6時前後)打つ事が多いので、
見かけたらお気楽に声かけてみて下さい。
いつか打ちましょうね(^o^)/


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お盆休みと青春18きっぷを使い、
今年は関西を回ってきた。

神戸から私鉄に乗り換え、有馬温泉へ。
奇妙なオブジェを見つける。
だ、誰っ?
2013arima01.jpg

これなんかも味わい深い。
「友情」というタイトルも素晴らしい。
2013arima02.jpg

なんか前衛だよ…有馬温泉。
妙な感心をしながら、湯につかる。
関西の奥座敷とも称されるこの地の名湯
「金の湯」と「銀の湯」
に行ってみたのだが、古来からの名湯だけあって
湯で勝負

とばかりに施設は、浴槽と洗い場(銀の湯にはサウナ有り)
のみであり、ジャグジーや露天のあるスーパー銭湯に慣れた
私の様なミーハーには、ちょっと物足らないのであった。
昔、俵山温泉に行った時にも感じたのだが、
こういう場所は、長期滞在し療養(湯治という)
する所であり、一泊二日ましてや日帰りでどうこうする
場所ではないのである。

スーパー銭湯に毒され、本物の温泉の良さが分かってない
と言われるかもしれないが、私は
「養殖のウナギばかりをずっと食べてきて、
 それが大好物であった自分は、初めて天然のウナギを
 食べた時、全く美味しいと思わなかった」
と伊集院光がエッセイに書いていた事を思い出し、
改めて納得し、
一流(本物)のものしか認められない人たちは、
ある意味「不自由」だなと思うのであった。
天然素材の有名店のラーメンもうまいけど、
インスタントのカップ麺もそれはそれでうまいのである。

などと自身の貧しい感性を正当化しつつ私は、
次の目的地、大阪へと向かう。

当初、大阪では、大阪新阪急ホテルで行われる
「納涼囲碁まつり」を見る予定であった。
…が、予定変更。
会場のあるキタ(梅田周辺)より、
ミナミ(難波周辺)の方が面白そうだったので
そちらへ行ってしまった。

こういうのや、
2013osaka01.jpg

こういうのは、
2013osaka04.jpg

テレビや雑誌で見知っていた筈なのだが、
やはり実際見ると「おぉ」と感動してしまう。

その他にもこんなのや、
2013osaka02.jpg

あんなの、
2013osaka03.jpg

どう考えても間違った方向に過剰なエネルギーを
費やした感が、なんとも素敵だ。

通天閣にも登った後、新世界周辺をぶらぶらしていると
朝から路上にたむろし酒を飲んでいる人たちを沢山見る。
後から、このあたりがあの
"あいりん地区"(釜ヶ崎)である事を知る。
ありむら潜の「HOTEL NEW 釜ヶ崎」を読んだのは、
もう20年以上も前になるだろうか?

某所のトイレにこんな張り紙を見る。
2013osaka06.jpg
多かったのかな? 注射器流す人。

碁会所を見つけたので、思わず入ってみる。
2013osaka05.jpg

店主は優しく、店の雰囲気も私好み。
1時間半で4局打って、結局1勝しかできなかったけど、
知らない町で知らない人と碁が打てるって
それだけで幸福だ。
囲碁をやってて良かったなと感じる。
人との対局は、パソコン画面に向かって打つより一層、
「もっと強くなりたい」という思いが強くなる。
ホテルでプロ棋士と打つ事はできなかったけれど、
下町で大阪のおっちゃん達と打てて良かった。

自分は、秩序より混沌を好むタイプの人間だという事を
はっきりと再認識した今回の旅。
この後、奈良にも立ち寄り、それらの事なども含め
大仏とじっくり語り合ってきたのであった。

2013nara01.jpg
詳細は、大仏とオレとの秘密だ。

【2013/08/18 08:33】 |
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