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KGS囲碁日記、 囲碁4コマなど
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。


[KGSのこと]
いつも新年の目標など立てたりはしないのだが、
今年はちょっとやってみることにする。

今年中に、KGS[3k] になる。

いじましいと笑うだろうか?
しかし、この1子の壁が
私(現在[4k])にとって岩の様に厚いのだ。
私だって、「目指せ、[1d]!」と言いたいところだが、
[1d]は夢ではあっても、現実的な目標ではない。
さらに、今年中になどという事になると、
夢と言うよりは白昼夢に近い。
デイ・ドリーム・ビリーバー。
正直、[4k]を維持するのも大変なのだ。
力自慢のあの人も、変態布石のこの人も、いまだ皆 [4k]だ。
私をぼこぼこにした彼らでさえ達していない場所に、
私が到達できるのだろうか?
しかし、目標が、「目指せ、[4k]維持!」では、
あまりにも情けなさ過ぎる(>_<)
まだ白昼夢を見ていた方がましというものだ。
…と言う訳で、

目指せ、[3k]!
(本気だぜ!)

[ブログのこと]
今年もまた、新年用のレイアウトに変えてみました。
一応、辰年つながりなんですが…
ネタが古すぎますね(^_^;)
ちなみに、「ドラクエ3」(ファミコン)の時は、浪人生でした。
その前年は、「ドラクエ2」で大学を落ちました。
3も試験前日までやってましたが、大丈夫でした。
そのころからバカです。
このブログに関しては、特に目標とかありません。
去年と同じで、ゆるゆるで続けていけたらいいなと思います。
「こいつ、またバカなこと言ってやがる」
くらいに、気軽に笑ってもらえれば幸いです。

今年が良い年でありますように!
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【2012/01/03 07:17】 | ごあいさつ
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囲碁初心者のものです。
s.y
ペイシューさんへ。

12月にペイシューさんのブログを発見して以来、
いつも楽しくブログを読ませていただいております。
オリジナルの絵を使用しているところや、記事の内容などで、
他の囲碁ブログにはない魅力を感じ、今回コメントさせていただきました。
KGS3kの目標、ペイシューさんなら必ず達成できると思います。
私はまだ始めたばかりであり、碁が打てるというレベルではないので
KGSの登録も躊躇している段階ですが、ペイシューさんのブログを励みにして、
なんとかネット碁デビューできるようにがんばりたいと思います。
また、もしKGSでお会いすることがあれば、
強い人との対局でお忙しいでしょうが、
なんとか1局だけでもご指導いただければと思います。

長いコメントになりましたが、ブログの更新を期待しております。失礼しました。


Re: 囲碁初心者のものです。
ペイシュー
はじめまして^^
明けましておめでとうございます。

年明けから、嬉しいコメントいただき
ありがとうございます。

ブログのリンクに
KGS入門
というサイトも貼ってありますので、
よかったらそちらもご参考までに、
ぜひネット碁デビューしてみて下さい!

私でよければ、いくらでも打ちますよ。
(でも、筋悪がうつる様な…(^_^;))

今年も宜しくお願いいたします。


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大体、正月はいつも朝から酒飲んでTVを観ている。

「新春お好み囲碁対局
~逆転必至のタッグマッチ!
プロ・タレント夢の連碁戦~」

毎年この企画は観るんだけれど、今回は殊のほか面白かった。
プロ、女流アマ、タレント達が5手ずつ打ち進める連碁戦で、
前対局者のむちゃぶりにタレント達が慌てたりするのも可笑しい。

それにしても皆、真剣である。
ゴスペラーズ・北山陽一は、より過激な道へ進むし、
辰巳琢郎は、一人で時間を使ってうんうん唸っている。
「フフフ…平成教育委員会より難しいだろう?」
と上から目線でニヤニヤする(←何様?)
戸島花にいたっては、目がガチである。
タレントと言うより、もはや勝負師である。
加藤夏希は、ええっと…かわいいよね(笑)

控室(?)も、なんかガヤガヤと楽しそうで、
真剣勝負も良いけど、こういうのもいいなぁ^^
あらためて、碁って楽しいものだなと思う。
まあ、レドモンド先生だけは、半コウまで妥協せず、
小松英樹に「思いやりの無い人が、約一名いた」
と突っ込まれてましたけどね(笑)

あと、完全に忘れ去られてた武宮カードって…
最後、しょうもない小ヨセでおまけの様に使われ、
しかも辰巳琢郎に「異様な光景」とまで言われる始末。

た、武宮先生…

takemiyacard.jpg

宇宙流なのに…(>_<)

ああ、でも楽しかったなぁ。
毎日、お正月ならいいのにね。
明日から仕事。
がんばりまっす!


【2012/01/04 17:24】 | 囲碁一般
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あけましておめでとうございます
natu
私は残念ながら新春お好み囲碁対局を見逃してしまい、気付いた時には終わっていました。
芸能人との普段とは違う対局で楽しみにしていたのですが、残念です。

そしてあけましておめでとうございます。
近い棋力ですのでお互い頑張りましょう!
ブログ更新いつも楽しみにしています!

今年一年宜しくお願い致します。


Re: あけましておめでとうございます
ペイシュー
明けましておめでとうございます!

natuさん、前に[3k]いかれてましたよね。
私も今年こそはです。
囲碁もブログも
お互い頑張りましょうね。

今年も宜しくお願いいたします。


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この前の囲碁将棋フォーカスに、加藤一二三が出ていた。
自分の棋譜を名局と称するなど、他の人がやるとあれな事も、
この人の場合、ちっとも嫌味にならない。
もう特別天然記念物みたいなものである。

それはさておき、今回は加藤一二三伝説ではなくて、
プロ棋士 対 コンピュータ について書く。
番組内で、今週の対局予定のなかに、

米長邦雄 vs ボンクラーズ

というのがあって、おや!?と思う。
ボンクラーズ?
…あずまんが大王か?
と思ったら、コンピュータプログラムだそうで、
その脱力ネーミングとは裏腹に、棋力は極悪らしい。
アマトップ~プロ棋士レベルだというから、
とうとうここまで来たのか…と感慨にふけってしまう。

ファミコンの将棋ソフトのバカぶりに笑っていた私も、
PCエンジンになるころには勝てなくなり、さらに
パソコンの「激指」のころになると全く歯が立たず、
さながら、横綱と子供の様であった。
2007年には、「ボナンザ」が渡辺明竜王を追い詰め、
2010年には、「あから2010」が女流トップの清水市代を負かした。
今回はどうなるのだろう?
老いたとはいえ、元名人である。
もちろん私は、米長邦雄を応援する。

コンピュータの得意技は、"しらみつぶし" であるらしい。
終盤に詰みがあるとなると、その演算能力で全ての手を
しらみつぶしに検証するという。
一方、人間のアドバンテージは、その真逆である。
いかに数多く読むかではなく、
いかに読まないか(無駄な手を切り捨てるか)
直観と言える様なものであろう。

コンピュータアルゴリズムの有名な問題に、
「巡回セールスマンの問題」というのがある。
いくつかの得意先を、いかに最短経路で回れるか
を考える問題なのだが、
得意先が2~3軒くらいなら簡単でも、
10軒を超えるあたりから段々怪しくなり、
例えば、アメリカの50州都を最短で回るコースを
総当たりで計算するとなると
スーパーコンピュータが、宇宙の始まりから終わりまで
計算し続けても、解は求められないという。
しかし、人間の熟練したセールスマンなら、
最適解ではないかもしれないけど、かなり
いい感じのルートを見つける事は可能だろう。

米長邦雄は、かって
「人間がコンピュータに負ける事はあり得ない」
と豪語していたが、近年段々と
その論調がトーンダウンしている事を私は知っている。
驕る平家は久しからず。
オセロが敗れ、チェスの牙城も落ちた。
いつの日か、将棋も打ちとられる日が来るのだろうか?
もしそうなれば、囲碁が敗れるのも時間の問題であろう。

でもなぁ…
見たいか? コンピュータ同士の名人戦。
私がプロ棋士の対局を見るのは、
別に最適解(最善手)を知りたいからではない。
たとえ悪手であったとしても、渾身の一手の裏に
棋士たちの人生観やドラマの様なものを、
感じられる事があるからだ。


ただ、いつか…
コンピュータに名人が敗れる日が来るのだとしたら、
その瞬間を見てみたいという矛盾した気持ちも
私の中にはある。
破滅願望に近い感情かもしれない。

でも、まだ…
まだまだ…
負けてはダメだ!
米長先生!
けちょんけちょんにしてやってください!


(追記)2012/01/14
 つい先ほど、米長永世棋聖負けました(>_<)
 おつかれさまです!
 歴史的瞬間を見た様な気がした。

【2012/01/09 17:37】 | 雑談
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fedefede
ほーっ!ペイシューさんは人間派ですかぁ。私はコンピュータ派。成長するコンピュータも作れそうなので囲碁も時間の問題かも。

Re: タイトルなし
ペイシュー
私も、コンピュータの進歩には大いに興味があるのですが、
やはりプロ棋士が負けるとなると、さみしい気がするんですよね。
下馬評では、米長不利の意見が多いようですが、
私は、米長持ちです。


後日談
牧神の午後
チェスの世界では、世界チャンピオンがコンピュータに負けて決着がついたことになっているようですが、これには後日談があります。

世界最強のコンピュータをボロボロに負かしているアマチュアのペアがいます。彼らはノートpc三台に三種類のソフトウェアを入れて、相談しながら打つのだそうです。
五人?寄れば文殊の知恵、でしょうか。

コンピュータと人間のペア選手権なんか面白そうです。

Re: 後日談
ペイシュー
お久しぶりです^^

そうですか…チェスではそういう事になっていますか。
カスパロフが負けて、それで
チェスがすたれるという事にはなってない。
これから、将棋や囲碁もどうなっていくんでしょうね。
まずは、今週末の対局が楽しみです。

> コンピュータと人間のペア選手権なんか面白そうです。

なんか、F1みたいでいいですね。
これから本当にそうなっていくのかもしれません。


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(金曜日)
私の暮らす広島市で脱獄事件が起き、
街は異様なムードに包まれた。
5mもの壁を乗り越え逃走。 空き巣に入った先では
物を取るばかりか飯まで食らい、あまつさえビール数本を
飲んだというのだから並ではない。

逃走現場と仕事先の現場が近かったため、見たくもないのに
思わず物陰に目が行ってしまう。
いや、もし目があっても困るんだけどさ(^_^;)
つい見ちゃうんだよね。
同僚のTちゃんが、ちょっとの物音で
ビクッとなるのが少し可笑しかった。
その後、厳戒800人体制の前に、
さすがの猛者もあっけなく逮捕。
出口なし!
「疲れた。 刑務所へ帰る」
と話したという。

(土曜日)
ニコニコ動画で
「米長邦雄 vs ボンクラーズ」を観戦。
ニコニコ動画を、こんなにじっくり観るのは初めてだ。
最初、あのコメントがテロップみたいに流れるやつが
うっとおしかったのだが、慣れると結構楽しい。
実際、
「ボンクラーズとは、ボナンザ・クラスターズ(並列処理)
 の略である」とか、
「1秒間に1800万手(!)読めるらしい」
といったトリビアなコメントも多い。
20へぇ。
まあ、ほとんどは
「オレは、矢内を攻めたい」
などといったバカコメントばっかりな訳なのだけれども。

将棋の事はほとんど分からないので、
解説とコメントがありがたい。
米長は、初手6ニ玉から入玉狙いを目指している。
などという意見もあったが、
いったいどの時点から、米長玉が捕まっていたのか、
私にはさっぱり判らなかった。
出口なし!

何となくこうなる予感もあったが、やはり実際
元名人が「負けました」と頭を下げるのを
見るのは寂しいものがあった。
時代の変わり目を見た様な気になる。
大体こういう勝負でプロ棋士は、勝っても褒められず、
負ければ叩かれるという損な役回りなのだ。
米長永世棋聖、本当にお疲れ様でした。
そして、これだけの怪物を作ってしまった
開発者にも敬意を表したい。
いつか、羽生や張栩ですらコンピュータに
頭を下げる日が来るのだろうか?
関係無いけど、対局後の会見場に
何故か山崎バニラがいてちょっと和む。

(日曜日)
KGSは、最近また連敗中。
今朝の対戦もひどかった。

3子局(白番・私)
中押し負け
kif75.jpg

なんか一本、"切り"を入れねば気が済まず、
さらに「一回は逃げておくか」となるうち、
引っ込みがつかなくなり、大石を召し取られるという
パターンが非常に多い。
本日のNHK杯、羽根碁聖の様にはいかない。

今年中に[3k]?
誰だっ! そんな大それた事を言ったのは?

出口なし!
明日はどっちだ!?

(追記)最近のはそうでもないけど、
 昔の三谷幸喜作品が大好きです。
 「出口なし!」(名作)や、東京サンシャインボーイズの舞台は
 ぜひ、DVD化して欲しい!

【2012/01/15 17:21】 | 雑談
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ここのところ、また不調なり。
いや、この言い方は正しくない。
ピーナッツのチャーリー・ブラウンの台詞に
「こう毎回失敗続きじゃ、スランプにすらなれやしない」
というのがあったが、まさにそんな感じ。
最近、ブログも自虐ネタばかりな気もする…
オレは、大矢浩一か?

今回もいくぞぉ、自虐の詩!
2子局(黒番・私) 中押し負け
kif77.jpg

う~む、これはひどい(@_@;)
クリーンヒットをもらい過ぎて、パンチドランカー状態。
ここまで叩きのめされると、いっそ清々しい。
尊敬するぜ。

「筋悪の力自慢」という、褒めてるのか貶してるのか
よく分からない言葉があるが、私はこういう人には
割と憧れているのである。

筋悪は自覚しているところだが、力自慢どころか
まるで非力な私である。
筋悪の力不足? なんだそりゃ?
お前のレゾンデートル(存在理由)は?
KGSで哲学してもいいですか?

・筋~理論~定石、手筋、詰め碁
・力~実際~実戦、実戦、実戦!

力は、実戦で身に付けるしかないとして、
そういや最近、本読んでないなぁ…と思った。
自慢じゃないが、私は棋書だけはたくさん持っている
(泣けてくるね…(>_<))

しかし、失意の底に一筋の光明が見えたのは、
以前、結構てこずっていた問題集が
今回、割とすらすら解けたのである。
「なんだ、オレうまくなってんじゃん」
と思うのだが、すぐに
「じゃあ、何で勝てないんだよ?」
という疑問がわき起こり、ついには
「知らねぇよ!」
と自分に逆切れ。

(追記)参考までに、私の持っている棋書一覧です。
    長いので興味のある方だけどうぞ。
☆マークは、私のおすすめです。

 「一人で強くなる囲碁入門」 石倉昇
☆「ゾーンプレスパーク」 王銘琬
 「我間違える ゆえに我あり」 王銘琬
 「秀麗 秀策」 福井正明
☆「自分流のススメ」 大森泰志
 「実戦に役立つ 死活反復トレーニング」 新垣武
 「攻め・守りの基本」 マイケル・レドモンド
 「基本戦略」 苑田勇一
 「ラクラクわかる基本」 石倉昇
 「置碁の構想」大竹英雄
☆「依田ノート」 依田紀基
 「正々堂々 高尾の力学」 高尾紳路
☆「中盤の花形戦法 運用・撃退マニュアル」 加藤充志
 「基本定石事典 [上巻]」 高尾紳路
 「基本定石事典 [下巻]」 高尾紳路
 「決定版! 中国流布石だけで勝つ方法」 小松英樹
 「囲碁の力が10倍になる 山田式トレーニング」 山田規三生
 「サバキのテクニック」 片岡聡
 「万波姉妹のぐんぐん強くなる囲碁Q&A」 万波佳奈/万波奈穂
 「中国流で勝つ」 羽根泰正
☆「囲碁 面白お稽古話」 関根直久
 「囲碁 凸凹お稽古話」 関根直久
 「強くなる実戦詰碁100」 大竹英雄
 「やさしい基礎」 小林泉美
 「10級を目指す次の一手 問題集」 日本棋院
 「5級を目指す次の一手 問題集」 日本棋院
 「新・早わかり ヨセ小事典」 日本棋院
 「新・早わかり 置き碁小事典」 日本棋院
 「新ポケット 詰め碁200」 日本棋院
 「よく分かるヨセの基本」 趙治勲
☆「ひと目の詰碁」 趙治勲
☆「ひと目の手筋」 趙治勲
 「ひと目の定石」 趙治勲
 「ひと目の布石」 趙治勲
 「ひと目のヨセ」 趙治勲
 「ひと目の攻め合い」 趙治勲
 「もっと ひと目の詰碁」 趙治勲
 「初段合格の死活 150題」 日本棋院
 「初段合格の手筋 150題」 日本棋院
 「打碁鑑賞シリーズ5 武宮正樹」 武宮正樹
☆「強くなる手筋」 日本棋院
 「すべての囲碁ファンに捧げる本」 田村竜騎兵
 「定石の危機管理」 日本棋院
 「置き去りの傷を探せ」 日本棋院
 「序盤の感覚力」 日本棋院
☆「攻め合いの達人」 日本棋院
 「打ち込み読本」 日本棋院
 「第一感の死活」 日本棋院


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【2012/01/21 09:59】 | KGS
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棋書
マイケリ
棋書たくさんお持ちですね!
まぁ、僕も結構たくさん持っていますが、最後ま
で読み切ったものは5冊くらいですかね。
買うのは好きですが、読むとなると辛いんですよ
ね(>_<)

個人的な意見を言わせてもらうと、力は実戦より
も詰碁・手筋の問題をやる方がつくと思います。
僕の場合、棋書で勉強する方が上達するのは分か
りきっているのですが、どうしても辛い勉強より
も、楽しいKGSをやってしまうので、全然成長し
ている感じがしません(´・ω・`)

Re: 棋書
ペイシュー
なんだか、いつの間にか増えていた棋書たちですが、
何度か読み返したものも有れば、
パラパラとめくっただけのものも有り、色々です。

それにしても、これだけ持ってて、
これだけ上達しないのもどうなのか?
という気もしますが(^_^;)
まあ、楽しいので、OK(笑)

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日曜日に仕事が入ったため、NHK杯は録画で観戦。

謝依旻 女流本因坊 vs 山田規三生 NHK杯

これは見逃せない。
できれば私も本放送で観たかった。

女流びいきの私は、当然ながら謝依旻を応援。
…が、実際に勝てると思ってはいなかったのだ(^_^;)
相手は、剛腕にして前期NHK杯優勝者の
ブンブン丸こと山田規三生である。

解説では、謝依旻優勢との事だったが、
私はどこか疑心暗鬼であった。 だから最後の最後で
解説の林漢傑が、白の大石死すの図を示した時
「え、もしかして本当に勝っちゃうの?
 マジで!?
と驚愕してしまう。

申し訳ありませんでした m(__)m

このまま、じり貧で負けるよりは
「見事仕留めてみよ!」
とばかりに大場へ回り、
首を差し出した山田NHK杯も潔かったが、
その後、正確に相手の首をはねた謝依旻も流石だった。
私なら、投了図からでも間違いなく生かしてしまうだろう。
林漢傑の解説も分かり易くて良く、素晴らしい一戦であった。

前期、謝依旻がトップ組の溝上知親に勝った時は、
相手のミスに助けられたラッキーゲームといった感じだったが、
今回は、あの剛腕ブンブン丸を力でねじ伏せてしまった
といった感じで、女流初のベスト8進出は伊達ではない。

次の対戦相手は、羽根直樹碁聖。
さすがにここまで来ると強敵ぞろいだが、
次も勝ったとしても、私はもう驚かないと思う。
あれだけ強いのだ。
勝っても、奇跡とは言わないだろう。

hitokiri.jpg

【2012/01/24 09:41】 | 囲碁一般
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謝さん凄いですね
fedefede
先日ペア碁の大会で謝プロの対局姿を目にする機会がありました。当日は「シェ イミン」と紹介されてましたね。テレビでは「シャ イミン」でしたよね。本当はどっちなんだろ。

プロの対局を生で見ると、それだけで少し強くなったような気がしています。



Re: 謝さん凄いですね
ペイシュー
台湾の発音だと、たぶん「シェ」が正しいんでしょうね。
張栩棋聖も、実際は「チョウ・ク」らしいですし。
なかなか、ややこしいですね(笑)

> プロの対局を生で見ると、それだけで少し強くなったような気がしています。

ですねぇ。
また、こっちでも何かタイトル戦やって欲しいなぁ。


カッコいい
牧神の午後
謝さんのイラストがカッコいい!

羽根さんは、確かに、難敵ですが、早碁ですから何が起きるかわからない。

楽しみです。

Re: カッコいい
ペイシュー
> 謝さんのイラストがカッコいい!

ありがとうございます!
描いた甲斐ありました^^

羽根碁聖の重厚な石運びに、
どこまで謝依旻の剛腕が切りつけていけるのか…
今からとても楽しみですねっ!


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"コミュニケーション能力" と聞いて、
思わずギクリとしてしまうのは、
私自身、そのスキルに自信が無いからに他ならない。
しかし、社会では実務能力と同等以上に
このやっかいな能力が必要とされる。

昨日のNHK杯の感想戦は、なかなか興味深かった。
依田紀基は相変わらずマイペースだし、
志田達哉はあの通りほとんど口を開かず、
村川大介はあの場を仕切るにはまだ若すぎるように思えた。
万波さんだけがなんとか場をつなごうと頑張っていた。
ある種、異空間であったが、私はこういうのも良いなと思う。
言葉など交わさなくとも、
お互いの着手だけで相手の意思を知る。
まさに "手談" だ。
"コミュニケーション能力" という俗な言葉とは無縁の世界。
私は彼らを、ほんの少しうらやましく思った。
もっともテレビの絵的には、まるでお通夜の様ではあったのだが。

以前も、依田紀基は黄翊祖との感想戦で、
勝ったにも拘らず何故か非常に不機嫌であり、
黄翊祖は依田の迫力に押されて黙りこくっていた様に思うが、
この時の解説者は王銘琬だった。
放送終了までの結構な時間を、一人で盛り上げており
「メイエン先生、えらいなぁ…」
と思ったものだった。

昨日の囲碁将棋フォーカスにも
ゲストとして出ていたメイエン先生だが、
孫(そん・まこと)初段に
「次は勝ちに行かせてもらいますから」
と吹っかけられても、
「君の方が私より実力は上なのだから、
 そんなに力まなくてもいい」
みたいな事を、卑屈になるでなく嫌味になるでなく
ニコニコと受け流しているのを見ると、
コミュニケーション能力とは、人柄の事なのではないのか?
と思えてくる。

まだ中島美絵子さんがNHK杯の司会をやっていたころ、
解説のメイエン先生が
「僕、中島さんがNHK講座の講師をやる事になったら、
 喜んでアシスタントを務めますからね」
と言った。
これを趙治勲が言ったとしたら、どう考えても
おちょくってるとしか思えないのだが、
メイエン先生が言うと、
この人は本気でそう言ってるのではないか?
と思えてくるから不思議だ。

実力のみが全ての囲碁界において、
実力のみならず、コミュニケーション能力にも秀でた
メイエン先生などは、貴重な存在だろう。
ひねくれ者の私は、明るく楽しくなどと聞くと
どこか胡散臭さを感じて警戒してしまう性質なのだが、
この先生の笑顔には、無条件に惹きつけられてしまうのである。

【2012/01/30 17:45】 | 囲碁一般
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間違えの必然
牧神の午後
私もメイエン先生のファンです。

「我間違える、故に、我存り」は名著だと思います。
この本には本因坊挑戦手合いでのシチョウの見損じなどメイエン先生の間違いが収録されています。
一読すると、自虐ネタに大笑いしてしまうのですが、実は、もっと奥が深い。
トッププロの間違いには深い背景が有り、ある種の必然性があることが解ってきます。

間違いや見損じもプロの芸の一部だと思います。

Re: 間違えの必然
ペイシュー
> 「我間違える、故に、我存り」は名著だと思います。

私も持っています!
こんなに面白い自戦記(?)も
他にないんじゃないでしょうか?

この本の前書きより
「囲碁の歴史は好手と正着によって書かれてきたが、
 悪手とうそ手にも言いたいことがいっぱいある」

全面的に共感!


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