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KGS囲碁日記、 囲碁4コマなど
体調や運気においてバイオリズムというものがある様に、
KGSにおいても、その様なものが確実にあると感じる。

つい先日とはうって変わって、今週は 6勝1敗 と好調であった。
グラフも、V字回復。 何でこう極端なのか?
自分では同じように打ってるつもりなのに、
何が違うのだろう? さっぱり分からない。

むしろ、内容は良くない。
相手のミスに助けられたり、負け気味な対局を相手が
"i got to go" (もう、行かなくちゃ)
と言って投了してきたり。

3子局(白番・私)
kif73.jpg

相手の手番中に
中央白の大石、生きてるつもりでいたら
よく見ると、N-10 に打たれると生きてない事に気づき、
さーーーっ と血の引く音を聞く。
「気づくんじゃない! 間違えろっ!!」
パソコンの画面に向かって、念を送る。

念力が効いたか(?) 相手はそこには打たず、
自分が打って生きたのだが、
さらによく見ると、白は右側につながる手が残っていて
まだ手入れは不要なのであった。
全くもって、手が見えていない(+_+)
我ながらよくこんなんで勝ててるなぁとも思うが、
調子が良い時ってこんなものなのかもしれない。
他力本願寺。

不本意な勝ち方も多かった今週、
それでも素直に連勝を喜ぶ事にする。
またいずれ、落ちる時が来るのだ。
アルジャーノンに花束を。
今、浮かれずして、いつ浮かれるというのか?

oroka.jpg
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【2011/11/05 17:17】 | KGS
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久しぶりの更新でいきなり恐縮だが、
頭からグチらせていただく。

去年に引き続き、私の地元・広島では
秋の高校野球大会をTV中継している。
先週のNHK杯もこれでつぶれて、昨日の深夜にやっと再放送。
腹の立つことに、他の地域では
ちゃんと放送しているらしいのである。

放送後もビールなど飲みつつ、他のブログの優れた解説を読み
「ああ、なるほどねー」 (←本当はよく分かっていない)
などと御満悦な私なのだが、今回はそういう訳にもいかない。
結果を先に知っては面白くもないので情報を遠ざける。
周りは皆知っているのに、自分には分からないという状況に
どうにも釈然としない思いを抱く。
高校野球に恨みはないけど、TVをつけてみては
「なんだよ、全然がらがらじゃないかよ」
とぶつぶつ文句を言う。

という訳でやっと本日、
朝から録画しておいた講座とNHK杯戦を鑑賞。
楽しみにしていた割には、途中からうとうとしてしまう。
坂井秀至の口調は催眠術。 解説は丁寧で良いんだけれど。
それにしても小松英樹は、あれで投げちゃうの?
自分も中国流使いなので応援してたのだが、残念。

引き続き、本日の放送を鑑賞。
張栩 vs 武宮正樹
これは見逃せない。

棋風も性格も容貌も…これほど真逆な2人もそうは無いだろう。
陰と陽
氷と炎
現実と理想
▽と○
ロンギヌスの槍と破壊の鉄球

最終的に地が1目でも多い方が勝ち
という同じ目的で戦っている筈なのに、
極めた2人で、こうも目標に対するアプローチが
180度違うというのがとても不思議で面白い。
囲碁とは、何と懐の深いゲームであることか…

出だし、武宮が地を取り、張栩が模様を張るという
全く予想外の展開になったので、おぉーっ!と思う。
…が、いつの間にか眠ってしまい(よく寝るなぁ(^_^;))
起きてみると、やはりというか外回りに武宮の白石がきていて
「うむ」と思う。
やはり、こうでなくてはいけない。

が、ここから先の展開はあまり見たくはなかった。
しゅるしゅるとしぼむ白い宇宙。
荒らされる地。
ぼやき続ける武宮。

これで、対張栩戦は5連敗だったっけ?
"現実と実利" の前に、"夢とロマン" は無力なのか!?
いや、いつか一発入れちゃって下さい!
それも特大の一発を!!

【2011/11/13 17:22】 | 囲碁一般
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武宮さん
マイケリ
一番応援している武宮さんが出るとあって、
今日は観戦にも熱が入りました。
しかし、内容・結果とも残念なものになりました。
やはり"現実と実利"なんでしょうか…。

Re: 武宮さん
ペイシュー
武宮の碁は観てて本当に楽しいので、
私も残念です(>_<)
現実の前に立ち枯れていく夢が多い中、
せめて宇宙流には、もう少し夢を見させていてもらいたかった。


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[前回の続き]
前回の追記としようかと思ったけど、
間があいちゃったし長くなったので、こちらに記す。

この日はTVを見ていたばかりでなく、
囲碁講座のテキストを読んだり、KGSも2局ほど打ち、
ブログも書いた。

まさに朝から晩まで囲碁三昧、囲碁祭りである。
かように私は、囲碁に対して真摯に取り組み
囲碁を愛してやまないというのに、囲碁の方はというと、
ちっとも私の事を愛してくれてはいない様なのである。

その証拠に、この日の負け方もかなりひどかった。
こんなに真面目に7年もやっているというのに、
未だ、KGS[4k]はどうなのか?
…と、また恐い考えが浮かんでは消える。

祭りの後はいつも寂しい。
休日をたっぷり大好きな事に費やせた充実感と、
俺は一体何をやっているのだろう?
という一抹の虚しさとが入り混じった感情を、
アルコールで麻痺させながら、私は眠りに付く。

ryoukiou.jpg

【2011/11/17 18:39】 | 囲碁一般
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私も似たような状況です。
natu
私も囲碁歴も丸6年を超えましたが囲碁に愛されていないようです(苦笑)
後から始めた人には抜かれてたり、自分の下手な棋譜を検討する度に『なんでこんな手打っているのだろう?』と今までの歳月を思い眠れない事も多々あります。

それでも囲碁をやめる気はまったくありません。
お互いマイペースで楽しみましょう!


Re: 私も似たような状況です。
ペイシュー
> 私も囲碁歴も丸6年を超えましたが囲碁に愛されていないようです(苦笑)

あう、そうですか TT
でもたとえ片想いであっても、たまに良い勝ち方でもしたら
やはり楽しいですからね。
これがあるから私もやめられません(笑)
最近は、負けた悔しさですら人生のスパイスの様に感じる始末です。

ところで今日KGSで、2手目にパスされて驚きました。
色んな人がいて、こういうのも楽しい。
置き石が嫌だったのかなぁ?


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この前のNHK杯は、すごいものを見た。
あんな大石が捨石?
あの時点で、これで行けると判断できるものなのか?
顔色ひとつ変えずに。

私なら、あれを取られた時点で投了ボタン。
逆に取ったりした日にゃ、勝利の前祝いに小躍りしてしまう。
いや、あそこまで大きくなくったって、カス石を取って気分上々。
気が付けば相手の地が膨れ上がっていた…
というのはよくある負けパターンだ。

どうにも物事の本質より、どうでもよいことが気になってしまう。
今期のNHK講座でも、三択問題が出される際、
「レッツ、チョイス!」が
「レッツ、メイク ア チョイス!」
に変わったのは何故なのか?
などと考えているうち、タイムアップ。
いや、問題を考えようよ?

NHK杯でも、局面もそうだが、対局者の表情やぼやき
解説者の口調などが、より気になる。
「黒さん、白さん」などと解説されると
それだけで嬉しくなってしまう。

将棋の米長邦雄の "角"の発音が "核" に
聞こえるのも気になる。
「ここに核を打ちこむとですね…」
などと聞くと、盤上から立ち昇るキノコ雲を想像してしまう。
ノーモア・ヒロシマ。
原発反対(いや、ほんと)

最近、流行中の "マイコプラズマ" と聞くと、
maiko-plasma.jpg
こんなのを想像してしまう。

「考えるべき大切なことが、他に何もないのか?」
と聞かれれば、
「いや、あるんですけど…ついね」
とモゴモゴ答えるしかないのだけれど。

【2011/11/23 09:33】 | 雑談
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うなりますね
fedefede
羽根さんの碁はいつも凄みを感じています。最も憧れる棋風かも。真似して石を捨てると大差で負けそうですが。

Re: うなりますね
ペイシュー
> 羽根さんの碁はいつも凄みを感じています。

石が踊らないというか堂々としていて、玄人好みって感じですよね。
私は観る分には派手な碁の方が好きなので、
そんなにファンって事もなかったんですけど、
今回の捨て石には、しびれた!
王座戦は奇跡の逆転劇ならずで残念でしたけど。


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先週、立川談志が死んだ。
私は熱心なファンではなかったけれども、
それでもこの人の事が好きだった。

もう20年以上も前、深夜番組で
「ダダダダッ!談志ダ!!」
という番組を見て衝撃を受ける。
なんて滅茶苦茶で面白い人がいるのか!
当時、関東に住んでいた私は早速、
ひとり会やトークショーなどに通った。
…が私は、「らくだ」や「芝浜」を聞いても、
確かに面白いのだけれど、それ以上の興味がわかず
結局、一過性の熱で終わった。

それからも、拉致被害者家族への暴言で世間を騒がせたりと
相変わらずの非常識っぷりだったが、
他の人ならともかく、談志じゃしょうがないと思った。
何年か前のドキュメンタリーで、癌の宣告を受けた後も
「知ったことか」と煙草をふかしつつ
相変わらず何か吠えていたのを見て、少し嬉しかった。

非常識、無頼、破天荒、豪放磊落…
こういう言葉が似合う人がまた一人消えた。
囲碁界や将棋界にも、かっては居た。
私が囲碁を始めたのは遅く、その事が残念なのは
例えば、藤沢秀行の全盛期を知らない事である。
過去の映像や本などからしか、
その天才と狂気を知るすべがない。
ウィキペディアからエピソードをひとつ。

・酔っぱらったら女性器の俗称を連呼する悪癖があり、
小平と面会した際、あろうことか
ベロンベロンに酔っぱらっており、
「中国語ではおまんこのことを何というのだ」
と執拗に絡み、面会は途中で中止となった。

当時の中国の最高権力者を前にして
あり得ない破天荒っぷり。
これなんかも、秀行先生だから…と言うしかない。

将棋の升田幸三なんかも好きで、終戦後、
「将棋は取った駒を味方に使う様な野蛮なゲームである」
として将棋を廃止しようとしたGHQに単身乗り込み、
「将棋は人材を有効に活用する合理的なゲームである。
チェスは取った駒を殺すが、これこそ捕虜の虐待ではないか」
と逆に詰めより、さらに
「チェスにはクィーンという駒があるそうだが、
女を盾にして王さまが逃げるとは何事だ!」
と一喝。
将棋を認めさせたばかりか、面白い男だと
お土産にウィスキーまでもらって帰ったという。
現在、政治家なども含めてこういう人がいるだろうか?

今の時代、出る杭は世論が寄ってたかって叩いてしまう。
テレビや新聞に限らず、ネットでもそうだ。
豪傑の出にくい時代なのかもしれない。
それでも、そんな常識からの圧力をものともしない
圧倒的な、非常識、無頼が出てくる事を、
私は密かに期待している。

【2011/11/27 17:17】 | 雑談
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