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KGS囲碁日記、 囲碁4コマなど
外回りの碁が好きだ。

一口に外回りといっても、
(模様) 対 (実利) そして 
(厚み) 対 (足早)
といった対立軸があるならば、

(模様) + (厚み) = 武宮正樹 (宇宙流)
(模様) + (足早) = 王メイエン(ゾーンプレス)

自分の中ではこんなイメージなんだけど、どうなんだろう?

外回りの碁は、勝つ時は豪快で良い。
真ん中が肥大化してドーナツみたいになったり、
入ってきた石を、コテンパンに叩きのめしたり。

でも負ける時はご承知の通り、悲惨だ。
模様の中心に図々しく居座られて舌を出されたり、
ご自慢の厚みが、ベルリンの壁よろしく崩壊したり。
…ふーっ
と大きなため息をつき、投了するのである。

3子局(白番・私)
中押し負け
kif36.jpg
まあ、こんな感じで。


今日のNHK杯、湯川光久 vs 潘善 戦。
残念ながら、模様を張った潘善が負けてしまった。

私が思ったのは、これだから外回りは勝ちにくい…
という事では全然なくて、むしろ
あれだけ前半に地を稼がれながら、
(白の地は前半ほとんど無かった)
わずか1目半の僅差になるのは、どうしてなんだろう?
ということだ。

模様が大きくまとまったという風でもなかったし、
攻めが功を奏したという感じもしなかった。
それなのに、いつの間にかポロポロと地が付いてて
終わってみると良い勝負(自分から見れば)
うーむ。

なにも広げるだけが模様じゃない。
攻め立てるだけが外回りじゃない。
そう教えられた気もする。
どれだけ深いんだろう。
自分には、とてもこんなに落ち着いた打ち方はできないにしても。

プチ宇宙流。
なんちゃってゾーンプレス。
これからも行くぞ!
たとえ負けても、外回りが好きだ!
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【2011/05/01 16:55】 | KGS
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囲碁関係の本を買うのが好きだ。
本を買う時私は、日本の囲碁界ひいては日本文化に
貢献している気がして、幸せな気分になる。
NHKのテキストを買う時でさえ、山田規三生の優勝賞金の
何分の一かは俺が出した、位の気持ちになる(←バカ)

前回取り上げた本は、もったいないので少しづつ進めている。
歯が立たない問題が多いのだが、これはこれで
買って良かったと今では思っている。
少し(どころじゃないけどさ…)上のレベルに触れる事で
得るものってある様な気がするのだ。
もちろん、分からない問題をダラダラ考え続けたりはしない。
さっさと答えを見る。

以前の私は考え続けていた。
分からない問題があっても、答えを見たら負けのような気がして
微細な変化も含めて、延々と考え続けていた。
しかしおそらく、このやり方は間違っていたのだと思う。
学者が命題を証明するかの様なやり方は、
持ち時間せいぜい30分弱の実戦のゲームには
ほとんど役に立たない。

私がこの事に気づいたきっかけとなった本がある。
「囲碁面白お稽古話」 関根直久著
 (残念ながら、現在絶版らしい)

この中に問題集(120題)も含まれていて、
これがかなり異色なのだ。
問題自体はごく普通のものだが、解き方に制限がついており
それは、見開き8題を1分以内に解くというものだ。
という事は、1題10秒弱で答えを見つけなくてはならず、
それはつまり、ほとんど反射の世界だ。
そりゃ無理だろう…と思ったものだが
著者はこんな事を書いていた。
この問題集の目的は、
正しい答えを導き出す事ではない。
形に対する素早い反応を得ることである。


実際やってみて、私は以前の自分のやり方が
間違っていた事を確信する。
これ以降私は、別の問題集でも
出来るだけ素早く考えるよう心掛け、分からない問題は
さっさと答えを見るようになった。

難問を延々と考え続ける事が無意味だとは思わない。
しかし2日制のタイトル戦ならともかく、
アマチュア(の、しかも級位者)の実戦向けトレーニング
としては、まるで不向きなやり方だと思い到った。
同じ陸上競技でも、短距離とマラソンで使う筋肉が
異なる様に、碁にも鍛え所といったものがあるのだと思う。

とはいえ、実戦の私は相変わらず長考だ。
そしてその後、決まって悪手を打つのもお決まりのコースだ。
"拙速"や"巧遅"ならまだともかく、"拙遅"っていうのが
悲し過ぎるのである。

(追記)今週の週刊碁、片岡聡の連載に
 消臭力のCMの話が出ていたけど、
 エステーってマスターズカップのスポンサー
 だったんですね。 知らんかった。
 金鳥のCMにはちっとも笑えない私も、このCMには大爆笑。
 なんで歌ってるだけなのにこんなに面白いんだろう。



【2011/05/03 15:39】 | 囲碁一般
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今日、20目半差で負けた。
その前が、46目半負け(笑)
逆に勝つ時は、4目半差とか地味な時が多い。

結局どういう事かと言えば、
辛抱が足らないのではないかという気もする。
ちょっと悪くしたかなと思うと、すぐに暴れまわって
さらに傷口を広げてしまう始末。

趙治勲が小林光一を評して
「光一さんは、形勢が悪い時でも本手を打ってくるんだ」
という様な事を言っていた。
こういう風に、悪い時でもどっしり構えて、
じっとチャンスをうかがう様な事ができれば。
無謀な ばんざいアタックを仕掛けて見事玉砕…
得意な負けパターンの一つだが、人生の様でもあり、
でもその時々は、いちいち必死なのだ(涙)

このように負ける時はあっさりと負ける癖に、
勝つ時は、なかなか楽には勝たしてもらえないのである。
「ちょっと不公平なのではないか?」
と文句の一つも言いたくなるが、
「誰に?」 と聞かれると
「さあ…」 としか答えようがなく、
まあ、そういう訳でここでこうして愚痴をこぼしている訳です。

(追記)団鬼六氏の訃報を知る。
 SM作品は置いといて、
 この人の書く将棋エッセイが好きだった。
 (「鬼六の将棋十八番勝負」「真剣師 小池重明の光と影」など)
 ご冥福をお祈りいたします。

【2011/05/07 18:32】 | KGS
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失業してから1ヶ月余り経った。
その間、生産的な事は何一つやっていない。
日がな一日、本を読んだり、
ウクレレ・ジャイアンリサイタルを開いたり、
碁を打つのもそうした行為の一つだが、
昨日また、のぼせて馬鹿をやった。
普段は1日3局も打てばお腹いっぱいの私が、
12時間連続(ご飯休憩を含む)KGSで打ってみたのだ。

「ハチワンダイバー」という将棋漫画(柴田ヨクサル著)がある。
この中に主人公の菅田が、元アマチュア名人でホームレスの
二こ神さんと倒れるまで10秒将棋を指し続けるという話があり、
これが熱い。読み返しているうちに何故か、自分に足らないのは
これなのではないかという気持ちになり、やってみることにした。

さて、いきなり結果から言うと、散々たる有様であった。
最初の内は、R戦(ランキング戦)とF戦(フリー対局)を
混ぜてやっていたが、余りにも負けるので途中から泣きが入り、
気楽なF戦だけを戦う事にする。
それでも容赦なく、面白い様に負け続けた。
途中から何をやっているのかよく分からなくなって来たり、
画面が少し歪んで見えたりする。 やばい。
もはや負けても悔しくもなんともなく、
「ふーん」位にしか思えず。
むしろ、何で今まで勝ててたんだろうと不思議な気分を味わう。

12時間で21局打って、成績は2勝19敗…笑うわ。
後半の私は、ほとんどサンドバッグであった。
「今日はこれくらいで勘弁しといたるわ」
と、池乃めだか風につぶやいてログオフする。

何かこの一日に意味があったのだろうか…
と風呂に入りながら考えてみたが、
どう考えても無意味なばかりか、
かえってマイナスだったのではないか
としか思えず、非常にむなしくなる。

小人閑居して不善をなす。
なかなか漫画のようにはいかないものですね。

【2011/05/11 15:54】 | KGS
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先日、こんな本を読んだ。

「シリコンバレーから将棋を観る」
「どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?」
 (どちらも、梅田望夫 著・中央公論新社)

自分では将棋を指さないという著者による、リアルタイム
将棋観戦記なのだが、これが面白い。
以前も書いたが、将棋周辺の本は充実していると思う。

将棋を指さない人間が、将棋ファンを名乗る事について著者は、
野球や音楽を例に挙げ、
「野球をやらない人が、野球を観て面白いのか?」とか
「演奏もできないのに、音楽を聴いてどうするのか?」
とは誰も言わない。 しかし将棋に関しては
「将棋を指さないのに、観てて楽しいのか?」
と言われてしまう、と書いている。
将棋を観戦するだけでも、立派な将棋ファンであり
むしろそういう人を増やすことで
将棋界のすそ野が広がるのだとも言う。
(渡辺竜王もそんな事を言っているらしい)

私も時々ここで、碁について偉そうなことを書いたりもするが、
「kgs[5k] が何を偉そうに」
と言われれば返す言葉も無いのである。
読んで、ちょっとだけホッとした気分になる。
(注・ワタクシ、マタマタ[5k]ニ、モドッテマイリマシタ!(・∀・)ゞ )

その他にも、山崎隆之に羽生がキレかかった話など
ドキドキしながら読む。 読み終わってから
「ああ、面白かった」と本を閉じた後、
私はまた、さみしい気持ちになる。
囲碁は? ねえ、囲碁は?

ついでなんで、もう一つ言わせてもらう。
囲碁、将棋ともに年鑑が発行されており、
どちらも巻末に棋士名鑑が付いているのだが、
囲碁の方は棋士の顔写真、略歴・実績など
ごく簡素なものであるのに対し、将棋の方はというと、毎年
趣向を凝らしたアンケートが掲載されていて、これが楽しいのだ。
例えば、「座右の銘」だとか、「好きな戦国武将は?」だとか、
「ドラえもんの道具で欲しい物は?」なんてものまであった。

ちなみに、趣味についての高橋道雄九段の回答は
「打つ!投げる!叫ぶ!観る!」であった。
う~む?
さらに、好きな戦国武将については
多くの棋士が織田信長など挙げる中、ひとり
「ゲームはやりません」
との回答(?)。
天然?…なのだろうか?

こういうのが付いていれば、私は毎年「囲碁年鑑」を買うと思う。
張栩の欲しがるドラえもんの秘密道具なんて知りたくはないか?
私は知りたい!
営業努力というよりも、サービス精神の差みたいなものを感じる。
はっきり言って、将棋界がうらやましい。
囲碁は? ねえ、囲碁は?

【2011/05/16 09:23】 | 囲碁一般
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ネット碁(KGS)を始めて、もう1年半以上経つ。
これだけやっていると、オレ理論なるものも出来てきて、

・序盤で迷った時は、石が高い方
・中盤で迷った時は、行け行け
・終盤は常に、ダメ詰まり警報発令中

等の内なるルールを指針に打つ事が多い。
何とも大雑把だが、テーマは「悔いのない青春」だ。

だから例えば、星に掛かって挟まれた時は
hasami.jpg
この様に飛ぶ事が多かったのだが、
最近は素直に、三々入りも良いかなあと思う様になってきた。

とりあえず、頂けるものは頂いちゃって後は何とかなる…と。
特に置き石のある、対下手戦には有効の様な気がする。
した手に模様を張ってもらった方が、中盤以降
相手のミスがより期待できる分、序盤の確定地が物を言う。

しかし、「なんだかなぁ…」とも同時に思う。
序盤早々、石が隅っこに閉じ込められちゃうのが好きか?
と聞かれれば、決してそうではない。
はっきり言って、好みからは外れる。

「本当に君は、それでいいのか?」
と、私の中の武宮正樹が問いかける。
散々外回り好きを自称しながら、魂を売ってしまうのか?…と。

でも先生…
魂って、僕のはそんな大層な"魂"じゃないんです。
ねこ魂です。
ちょっと色々と試してみたいんです。

「これでいいのだ!」
と、私の中のバカボンのパパが答える。
♪魂の上にねこが居る。 だから、ねこ魂。
 ボンボン、バカボン、バカボンボン…

という訳で、最近は気分しだいで色々試している。
それが今の一番素直な "内なる声" だ。
おぉ、もしかしてこれが、オールラウンドプレイヤーってやつか?
(ちがう、ちがう)

(追記)先日、映画「トウキョウソナタ」(黒沢清・監督)
 を観てて思ったんだけど、
 香川照之と山田規三生ってどこか似てませんか?
 失業中の自分には身に刺さるような内容で、私は泣きました。

【2011/05/20 15:34】 | KGS
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先日、初めて有段者と対局する。
[2d]って自分から見れば、十分 "神" の領域だ。

以前に、12時間耐久KGS祭りを開催した時に
対局が付きやすいよう設定をいじったのだが、
その時、置き石設定幅を3子から6子に変えた。
他の設定(F対局可など)は戻してしまったが、
置き石設定は6子のままとした。
その方が、色々な人と打てて楽しそうだと思ったから。

しかし実際は、ランクが近いほど当たり易くできているようで
以前とほとんど変わりはなかった。
が、いきなり来ました Max幅の6子局!
おぉ…神との対戦。 心ときめくものを感じる。

kif37.jpg
しかし実際こうして見てみると、
「さすがにこれは負けようがないのではないか?」
と思えてくる。

…すいません。甘かったです。
中盤、捕獲していたはずの石を逃げ出され愕然とする。

がーーーーん!
gaaaan.jpg

それにしても我慢に我慢を重ね、たまにこちらが反撃すると
必ずそれに対してカウンターが発動される様にできているのは
どういう訳だ?

勝負はかろうじて、6目半残していた。
黒・6目半勝ち
kif38.jpg
何だかあまり勝った気がしないが、喜んでいいのか微妙だ。
うぅ、[2d]か…さすがじゃわい。

[3k]で十分手ごわいと感じる。
その[3k]に4子置かせて勝っちゃう訳でしょ?
いったいどうなのか?
さらには、たまに[8d]なんて人もいたりするが、
やはり[2d]に6子置かせて勝ったりするのだろうか?
この感覚は何かに似ている。

眠れない夜、宇宙の大きさについて考えたりする。
この広い地球も太陽系の中の1惑星に過ぎず、
その太陽系さえも銀河系の中では1点の光に過ぎない。
その銀河系も、あまたの銀河団の中の…
自分の存在と比較してクラクラ感を楽しんだりするのだが、
その感覚に近い。
いったい自分と井山裕太の間には、
何億光年の開きがあるのだろう?

(追記)おととい、自転車で買い物に出たんですよ。
 そしたらポケットに入れたはずのカギが無く、
 くそ暑い中、自転車をひきずって
 自転車屋まで20分押し歩いたんですよ。
 カギの付け替えに1500円も取られたんですよ。
 で、家に帰ってカバンの中を見ると、
 お約束の様にカギが出てきやがる訳ですよ。
 暑さのせい…だと思いたい(大汗)
 

【2011/05/23 10:35】 | KGS
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六子局
natu
いつも楽しみに拝見させて頂いています。

6子局は此方が黒なら勝てる気が毎回私もしています。
でも気付くとボロボロで愕然としています。
逆に白なら毎回どうやって勝つんだろう?と自問自答しながら打っています(苦笑)

多子局は多子局でまた違った楽しみ方がありますよね。




Re: 六子局
ペイシュー
そうなんですよ!
逆に白を持ったら、6個も置かせて勝てる訳が無いと思う。
…そういえば、natuさんのブログで白番6子局の記事も有りましたね。
(確か、勝たれてましたよね。やる!)

お互い、あせらず頑張りましょう^^

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ご存知の方も多いかと思うが、
KGSの戦績を見るのに便利なツールがある。
作られたのは、かずひろさんという方で、

KGS Analytics (戦績集計ツール)

というのがそのツール。 とても便利なもので、
これまでの通算成績など自動集計したものを見る事ができる。
KGSを長くやられてる方で、使った事のない人はぜひ!
自分の傾向など分かって楽しいですよ。
こういうものを作っちゃう技術もさることながら、
無料で公開しちゃうその精神にも感服する。
(いつも使わせてもらっています。ありがとうございます!)

さて、ここまでの自分の成績(公式戦)を見てみると…
272勝286敗(勝率49%) であった。
あら、やっぱり負け越してるか(^_^;)
さらに、対上手戦の勝率は41%で、対下手戦は56%であった。
う~む。上には弱く下には強い…のか。
他の囲碁ブログや2ちゃんねる等を見ていても、
やはりおおむね皆、対下手戦の勝率が良いようだ。

全然話は変わるが、20年くらい前 安芸乃島 という力士がいた。
当時関東に住んでいた私は、
同郷(広島)のこの人を応援していた。
実際、変わった力士だった。
横綱・大関陣を剛腕で次々にブン投げたかと思えば、
なんでもない平幕にころりと負けたりする。
その度にがっかりするのだが、
思えばそこが、この力士の魅力でもあった。
判官びいきというのとは少し違うかもしれないけれど、
たとえ優勝はなくても、十分記憶に残る力士だった。

何でこんな話をしたかといえば、
こういう強い個性に魅かれるのである。
凡庸そのものの自分の戦績を見ていて、
史上最多金星を記録しながら1度も優勝の無い
この変わった相撲取りの事を思い出していた。
どうせなら、自分もこういう風で在りたかった。
自分の好みと実際の自分には大きなずれが有る。
まあ個性なんて、狙って形成できるものではないのだけれど。

それにしてもこのころは、
個性的な力士が多かったような気がする。
小錦や寺尾に舞の海、若貴兄弟も売り出し中だった。
今の相撲人気の凋落が信じられないほど盛り上がっていた。
またまた何のブログだか分からなくなってきたので
強引に話をこじつけさせてもらうと、これは
ファン人口や競技者人口(新弟子など)の減少とも
密接につながってる問題なのではないかという気がする。
囲碁ファン人口の減少などといった記事を読むにつけ、
20年後の囲碁界を思い、嫌な予感がするのは
私が、うがち過ぎなのだろうか?

【2011/05/28 16:30】 | KGS
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台風2号接近中に付き、広島は終日雨ふり。
どこにも出かける気になれず、
幸い今日は日曜日なので、NHK杯など見て過ごす。

4月に番組構成が変わって約2ヵ月。
最初は違和感があったものの、さすがにもう慣れてきた。
講座とトーナメントの時間が削られ不満たらたらだったのが、
最近は「囲碁・将棋フォーカス」いいじゃんと思える様になる。
今日も、84歳のアマ世界戦日本代表に感動を覚える。
すごい84歳も居たものだ。
年齢を言い訳にしてはいけないなと思う。

続いて「囲碁講座」~中野寛也の戦いの"碁力"
弱いのに戦い好きの自分には、ジャストミートな講座である。
観終わった後はいつも、レベルが上がってファンファーレが
鳴った様な気になるんだけど、気がするだけなんだよね
…いつも(涙)
今さらだけど、万波さんご結婚おめでとうございます!

そのまま「トーナメント」に突入。
この新セットには未だに違和感を感じるのは私だけか?
本日は、1回戦屈指の好カード(金秀俊 vs 向井千瑛)
金秀俊も大好きな棋士の一人だが、
やはり今日はどうしても向井さんを応援してしまう。
それにしても、師弟ともども髪形が面白いのはどうなのか?

hair02.jpg

小林覚の解説も実に久しぶりに見た様な気がする。
やっぱり、笑福亭鶴光に似ている。
前回見た時は、手がブルブル震えていて
「アル中?…だいじょうぶかなぁ?」
と思ったものだが、今日は元気そうで良かった。
この人の解説は、局面全体と局所的接近戦をバランス良く
解説してくれてとても分かりやすい。
もっと頻繁に登場してもらいたいなぁ。

勝負も徹底的に引かない碁で、観てる分には本当に楽しい。
左下のコウを解消していたら、向井さんどうだったんだろう?
自分には、抜き跡があまりにも大きく見える。
小林覚が大盤並べる度に、万波さんがちょこちょこ10目を
取ったり戻したりするのが、かわいい。
ついでに「こばやし」が「こびゃーし」になったりするのも
かわいい。

結果は向井さん残念だったけど、あの金秀俊相手に
ただの1歩も緩まない内容でとても楽しませていただいた。
今日は台風来るけど、当たりの日。

【2011/05/29 17:41】 | 囲碁一般
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