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KGS囲碁日記、 囲碁4コマなど
序盤から終局まで、ずっと良いのだと思っていた。

互い戦(黒番)
kif10.jpg

終わってみたら、黒1目半負け。

何故だっ!?

「…何故って、あんたの形勢判断がドンブリだからでしょうが」
「いや、それにしたっておかしい。 詐欺にあった気分だ」
「言い過ぎ。言い過ぎ」

…と、このように
脳内ひとり敗戦ミーティングが始まる。

出された結論 (って、そんな大げさなもんじゃないけどさ) として、

(1)攻めが続いている
   ↓
(2)気分上々
   ↓
(3)優勢に違いない

といった判断が、無意識に働いているんだと思われる。
攻め好きだし。

へっぽこ思考回路による、ぼんくら3段論法。
泣けてくるね。
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【2010/12/03 16:37】 | KGS
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昨日の対局より、好対照な2局。

定先(黒番)
kif11.jpg

下辺の黒が最低の状態(セキ)で生きた代償に、
左辺の黒を全て持っていかれる。
いくら右辺の黒も大きいとはいえ、これではダメだろう。
そこで投了となったのだが、私はこういう勝負なら
負けてもなお満足だ。 ドキドキするから。
大石が死んで、いっそ清々しいとさえ思う。

小県真樹が以前、NHK杯で負けた時に検討で
「死にがいがあった」
というような事を言っていたが、まさにそんな感じ。
気持ちよく負けることができた。

さて、もう1局の方は、取り上げるのも気が乗らない。
結論だけ言うと、相手15分近く残して放置プレイ。
時間切れ勝ちだった。
ただボーっと待ってるも暇なので、ウクレレを弾く。
つじあやのの 「風になる」 が、むなしく部屋に響く。
やがて時間が切れ、私の勝利を告げるウィンドウが開く。

こんなんで勝っても、ちっとも嬉しくねぇや。

ネットだから。
いろんな人がいて、いろんな碁がある。
そう考えれば、少しは気が晴れる。

【2010/12/03 17:37】 | KGS
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年末ジャンボ宝くじを買う。

CMの香取慎吾はキリンを育てていたが、
私も3億円当たったら、ぜひやってみたい事がある。
2日制の碁のタイトル戦に出たいのである。

「KGS[5k]が何を言ってんだ? ばか!」
と怒られそうだが、いかにも私は夢想家のばか者です。

たまに仕事が休みの時などにタイトル戦を観るが、
碁の内容より、その雰囲気にやられる。
頂点を極めた2人が、時に1手1時間以上もかけて2日間を戦う。
俗世間とは、全く別物の空気と時間が流れている。
すてきだ。

プロ棋士ならずとも、碁を打つ人間なら、
あの舞台に座っているのが自分だったら…
と想像して高揚したりしないか?
(って…私だけ? あれ?)

3億円当たったら…
私主催のタイトル戦を開催。
プロ棋士全員でトーナメント戦を行い、優勝者には
私と老舗の旅館で、2日制の指導碁を打っていただく。
賞金は1億円。 タイトルの称号は「師匠」なんてどうだろう。

旅館は温泉付きが良いなあ。
囲碁・将棋チャンネルで中継してくれないかな?
封じ手後の一夜ってどんな気分だろう?
3億円で足りるだろうか?

これ以上暴走すると危険なので、この辺で自制。

【2010/12/05 16:27】 | 囲碁一般
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Cさんと久々に対局する。
この人とは、KGSを始めたころに何故か非常によく当たった。

Cさんの碁は個性的だ。
黒番の3連星。
カカリには必ずツケ押さえを打ってくる。
地にがちがちに固いのだ。
そして、もう一つの大きな特徴は、
重度のエスケーパー であること。

ただしこの人の場合、あまりに中断対局が多いため、
エスケープ=即棄権負け が確定している。 だから、
「あ、また逃げた!」
と思うくらいで、別に腹も立たない。

最近は、とんとご無沙汰だったので、
止めたのか、BLに入れられたかと思っていたが、
まだやってたんだなあ。
久々の対局も相変わらず、3連星のツケ押さえだった。
なんだか、昔の戦友と再会したような懐かしさを覚える。
エスケーパーだけど。


本日も逃げられました。
kif13.jpg
この人とは相性が良く、あまり負けた記憶がない。
私以上のうっかり者でもある。
でも笑えないんだよ。
気持ちがわかるというか、自分の悪い所を見ているような…
エスケーパーだけど。

【2010/12/07 16:23】 | KGS
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昨日の1戦より(定先・白番)
kif14.jpg

右辺の黒を殺し、この時点で勝勢を意識する。
ところが、この後…
kif15.jpg

断点をバッサリ。 痛い!なんてもんじゃない。
これにて一巻の終わり、である。
(…ほんとは未練がましく、この後少し打ちましたが)

なんでこうなったかと言えば、私の中では、
右辺はもう終わったものとして処理されていたのである。

取れてるものと思っているから、断点なんて眼中に無い。
周りの黒が強くなれば(あるいは今すぐにでも?)
出切りが成立するのは当然。
しかし勝ちを意識し、うかれポンチの私だけがそれに気づかない。

つくづく、囲碁はとてもよくできたゲームだと思う。
舞い上がっていると、必ず足元には地雷が埋まっている。

断点のデストラップ。
ダメ詰まりの呪縛。
木を見て森を見ず。
地雷をふむ私。

…NHK杯でも見よう。

jirai2.jpg

【2010/12/12 11:56】 | KGS
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190手目を・・・
-
s9!
ID書き込む勇気はないのですが、
こっそり応援してます。

Re: 190手目を・・・
ペイシュー
> s9!

もう1年以上前の記事にも関わらず
コメント&ご指摘、感謝です m(__)m
もしかしてこの後、攻め合い勝ってたりしたんですかね(^_^;)
がっくし。

> こっそり応援してます。

ありがとうございます!
メリークリスマス!!


コメントを閉じる▲
前回アップしたイラストが気に入らないので直していると、
結構な時間がかかってしまう。
(その挙句がこれって、どうなのよ(涙))

これだけで何局か碁が打てるじゃん…とも思う。
碁のブログのために、碁を打つ時間が削られるのでは
本末転倒ではないのか? …しかし、まあ、
それはそれで、これはこれで楽しいので良しとする。

考えてみれば、私は
休日に2~3局も打てればそれで充分なのだ。
というか、それ以上打つと、飽きるというか疲れてくるのであった。

かなり前だが、対戦相手のプロフィールを見ていたら、
1日で40局近く打っている人がいた。
!! (((((((゜ロ ゜;))))))))

…なんというか、自分が突き抜けていない理由が分かったような気がした。

【2010/12/18 10:57】 | KGS
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今日のNHK杯おもしろすぎる。

治勲の外回りって初めて見たような気がする。
こういう碁でも強いんだなあ…
って当たり前か、超一流なんだから。

外回り大好きな私だが、やってることが高度すぎて、
解説無しじゃさっぱり解らないし
勉強にも参考にもなりゃしないんだけど、
それでも感動はする。

攻め合い大好きな私だが、やってる最中は
そこしか見えていない。
というか、その部分さえ全く読みきれていない。
どうやらプロは一瞬で結果が見えるものらしい。
さらに周りの状況まで計算に入っている。
1手30秒で?
…次元の違いに鳥肌が立つ。

解説の武宮も良かった。
布石の30手位で、早くも外回り勝勢を言い放つあたり、
らしくっていいっすなあ。

個人的には、今年度これまでのベストゲームだった。
できれば決勝戦で見たかったと思う。

【2010/12/19 16:45】 | 囲碁一般
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いつの間にか、[4k]になっていた。
んん?

上げ圧でも働いたのだろうか?
嬉しいけど、何か釈然としない。

アウェイで対戦中、他所でやってるライバルチームが負けて、
優勝が決まったような気分?
できれば、ホームグラウンドでライバルを下し胴上げしたかった。

…とはいえ、[4k]は一つの目標だったので素直に嬉しい。
2chなどの情報では、[4k]あれば
甘めの碁会所なら、初段クラスはあるらしいし。

mさんという人がいて、数局対戦した事があるが
まだ1回も勝てていない。
中盤まで私が走っているように見えて、
決まってそれから逆転負けを食らう。
え! そんな所から手になるの?
明らかに数段上手な感じ。
この人が、実に [4k]なのである。
相性もあるのだろうが、自分が[4k]で良いのかな? とも思う。

もっとも、しばらくは [5k]との境界線を
ふらふらとさまようことになるだろう。
たとえ、またすぐに [5k]に戻るとしても、
今だけは、ささやかに祝杯をあげようと思う。
…って今から仕事なんだけど。

【2010/12/22 06:33】 | KGS
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小目に1間にかかって、下ツケから…
kif16.jpg

こんな定石がよくあるが、
これだとあまり面白くないので、最近はなだれることが多い。
kif17.jpg

それまでノータイムで打っていた相手の手が、
決まってここでピタリと止まるのがまた楽しい。

もちろん、プロでも難解と言われるナダレ定石の変化を、
私が解っているはずも無く、わずか数手先からもうぐちゃぐちゃである。

2年前の今ごろ、NHKの結城聡の講座で、
1か月丸々かけて大ナダレの最先端を解説していて、
しびれたことがあったが、それも今ではまるっきり憶えていない。
憶えているのは、結城が嬉しそうに世界の最新形を並べた後、
万波(姉)がにっこり笑って、
「みなさんもぜひ実戦で使ってみてくださいね」
と言うので、
「できるかーっ!」
と画面に突っ込んだことぐらいだ。

憶えてなくても良いのだと思う。
前にも書いたが、どうせ相手だって
良く分かっちゃいないのである。
ナダレの変化を完璧に理解している[5k]前後がいたら、
そいつは、サンドバッカーだ。

ぐちゃぐちゃな未知の世界へ、ようこそ。
楽しいですよ。

今回の出来上がり図(白番:私)
kif18.jpg

これが妥当な分かれなのかどうかは分からない。
でも白の厚みは私好みだ。
勝負も2転3転して楽しかったし。

【2010/12/23 06:17】 | KGS
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私事で恐縮だが、
(というフレーズって、ブログにはふさわしくない事に気づく。
 ブログって私事を書く所だから)
明日から仕事が最繁忙期を迎え、
2週間ノンストップ休み無しの、デスマーチ(死の行進)
モードに突入する。
ブログの更新はしばらく難しいだろう。
そこで少し早いが、ご挨拶を兼ねて
今年を振り返ってみたいと思う。

まずは、このブログを始めた事。
これ、自分にとって非常に大きかった。
改めて読み返して思う。
周りに碁を打つ人が少ない環境にいる私は、
碁について語りたい事が、ずいぶん溜まってたんだなぁと。
ブログを始めたきっかけの一つに、
アフィリエイトでもやって儲からないかな…
などという不純(?)な動機があったことも、ここに告白しておく。
(実際、1日最低50アクセス以上は必要らしいんですよ。
 全然無理っす \(^o^)/)

プライベートで、楽しくない事をする気は一切無い。
そしてブログの更新は、思いのほか楽しい作業だった。
思いを文章にまとめ(いや、まとまってる?)
たまには、へたくそなイラストも描く。
自分なりに手間と時間もかかるのだが楽しい。
ケチな小遣い銭など稼がなくとも、
この楽しさだけで十分もとは取れている。
できれば、読んでくれた人にも楽しんでもらえると良いなと思う。

KGSにおいても、勝敗より楽しさ重視と思ってプレイしている。
とはいえ5連敗位もすれば、「俺はマゾか?」と
へこまなくもないのだが、そういう時でさえ
自虐的な気分で飲む昼酒の味には甘美なものがある。
今年中にギリギリセーフで、目標の [4k]に上がれて良かった。
次の目標は、死ぬまでに [1d]としよう。
道は、はるか遠い。

今日は2連勝した。 ブログも更新できた。
「坂の上の雲」も観たし、ネットで買ったウクレレも届いた。
地アナゴの天丼と、連勝祝いのビールも飲んだ。
(結局のところ、勝とうが負けようが昼から飲むのである)
スーパー銭湯でゆず湯にも入った。
思い残すことは無い。
明日から戦ってきます。

P1010593.jpg
それでは皆様、
メリークリスマス! そして、良いお年を!!
来年が良い年でありますように。

【2010/12/23 18:41】 | ごあいさつ
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